ジクシス、石井燃商とカーボンオフセットLPガス供給受入契約を締結

企業動向
まいどおおきに食堂四日市白須賀店での式典

 ジクシス(東京都港区、田中惠次社長)は7日、石井燃商(三重県四日市市、石井智光社長)とカーボンオフセットLPガス(COLPG)の売買に関する契約を締結し、供給および受け入れを開始したと発表した。石井燃商はジクシスから調達したCOLPGを、同社が運営する食堂で自家消費することで、脱カーボンへの取り組みをさらに強化。今後、LPガスを利用する全ての顧客の環境対策への取り組みやニーズに合わせて、引き続きジクシスと協力し、COLPGの販売についても検討を進める。


 供給開始に合わせて4月18日には、石井燃商が運営する「まいどおおきに食堂四日市白須賀店」で記念式典が行われ、ジクシスの牧野隆一郎常務執行役員と久保洋一中部支店長が祝辞と感謝の意を述べ、石井燃商の石井社長へ供給証明書が授与された。

まいどおおきに食堂四日市白須賀店での式典

 ジクシスが提供するCOLPGは、LPガスの生産から消費(燃焼)までの輸送を含めたバリューチェーン全体で発生する温室効果ガスについて、国際的な第三者認定機関が認めたボランタリー・カーボンクレジットを用いてオフセットしたもの。温室効果ガスの削減に加えて、クレジットの由来となるプロジェクトを通じて、プロジェクト国における生物多様性の保護並びに地域住民の農業・教育支援等への貢献も見込まれる。