岩谷産業と日立グループなど5社、治療用細胞製造自動化で共同開発を開始

事業開発情報

 日立グローバルライフソリューションズ、日立製作所、日立ハイテク、日本精工、岩谷産業の5社は、造血細胞移植後のウイルス感染症の治療手段として東京科学大学が研究を進めている「TP―MVST療法」について、治療用細胞の製造自動化に向けた共同開発を3月から開始した。
 TP―MVST療法で用いる免疫細胞(治療用細胞)の製造では、ドナー由来細胞のばらつきに応じた対応が必要で、また複数の工程が手作業に依存しているため、品質安定化と大量製造の両立が課題となっている。共同開発では、東京科学大学と5社が、それぞれの専門的知見や技術を持ち寄り、製造プロセス標準化と自動化による品質安定化と大量製造の両立をめざす。将来的には、重症化や長期化が課題となっている造血細胞移植後のウイルス感染症に対する新たな治療手段として確立を図る。
 岩谷産業は再生医療分野で、液体窒素を利用した細胞凍結技術を活かし、低温物流分野での産業化に向けての貢献を目指している。