野口行敏氏お別れの会 多くの業界人が参列 岡谷酸素

訃報

 昨年11月7日に死去した岡谷酸素(長野県岡谷市、野口博一社長)の野口行敏会長のお別れの会が12月3日、長野県諏訪市のホテル紅やで行われた。LPガス業界、建築業界の多くの業界人が参列し故人を偲んだ。

お別れの会での献花台


 野口氏は1955年岡谷市生まれ。78年に岡谷酸素に入社後、89年に代表取締役社長に就任。2023年には代表取締役会長に就任した。1999年には総合建設会社である岡谷組の代表取締役社長にも就任した。長野県高圧ガス地域防災協議会会長、長野県一般高圧ガス保安協会会長などの公職にも就いた。2010年に紺綬褒章を授章、11年には高圧ガス保安功労者として経済産業大臣表彰を受けた。
 岡谷酸素は建設現場で鉄骨の溶接・溶断に不可欠な酸素の需要増加に応えるために1944年に株式会社岡谷酸素製造所として岡谷組から派生・設立、47年に岡谷酸素株式会社へと商号を変更した。54年にLPガスの販売を開始した。
 参列者に渡されたリーフレットに掲載されたあいさつの中で野口社長は野口氏の業績を紹介。岡谷酸素の社長に就任後、挙げた成果にふさわしい賃金を得られるよう賃金体系を見直した。GHP・太陽光発電の販売、LPガスの配送ネットワークの構築、バルク残量監視システムの構築などを手がけた。
 野口社長は「故人は常に、ガスを使うお客さまへの保安の確保と働くすべての人々の安全を第一に考え、われわれを指導していた。“保安と安全”を確保してこそ信頼を得られるという教えは今日の経営の根幹となっている」と功績をたたえ、「故人の遺志を継ぎ、さらなる社業発展にまい進していく」と決意を述べた。