ガスパル九州、熱気球プロジェクトを推進 小学校児童に空の旅をプレゼント

企業動向

ガスパルグループのガスパル九州(福岡市、野坂茂樹社長)は11月15日、宮崎市の赤江地域まちづくり推進委員会が主催する「熱気球から地域を眺めよう事業」に協賛し、宮崎市立恒久小学校で開催された熱気球を用いたイベントに宮崎大学気球部と共に参加した。同イベントは2023年から実施している。12月にも宮崎市内の他の小学校でも開催するスケジュールを組んでいる。

熱気球の係留飛行を体験
「防災クイズ」を実施

恒久小学校のイベントでは、児童や児童のきょうだい、保護者の総勢60人超が参加。早朝からのイベントだったが天候にも恵まれ、係留飛行を行う〝空の旅のプレゼント〟が無事実現できた。係留飛行の他には防災クイズやスタンプラリーなども実施した。

イベント内では、サツマイモとクッキーを配布した。サツマイモは、恒久小学校に児童が通う建物オーナーから購入し、クッキーは都城市の障がい者支援施設「風の道」のものを購入。地域の取り組みを知る機会にもなった。

イベントで使用した熱気球は、ガスパル九州が所有する「Than九号(サンキュー号)」。佐賀市にて10月30日~11月3日の日程で開催された「2025佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」にも参加している。

同フェスタは1980年に第1回目の大会が開催。現在は世界各国から100機を超える熱気球が参加するアジア最大級の熱気球の国際大会となり、色とりどりの熱気球が佐賀平野を舞台に熱戦を繰り広げる。Than九号は2019年から参加しており、今年はフェスタ部門と夜間係留に参加した。

フェスタへの参加は「ガスパル九州熱気球プロジェクト」の一環として行っているもの。同プロジェクトでは、LPガスを燃料として飛行する熱気球を通じて社員の連帯感を高めるとともに、ステークホルダーに明るい話題を届けたいという想いから18年から開始。「夢を、カタチに」を合言葉に、社員の連帯感と地元九州への地域貢献のシンボルとしてThan九号が誕生した。