プロパン新聞 10月27日号

プロパン新聞ヘッドライン

プロパン新聞電子ブック

Web会員(産業特信購読者)限定公開でプロパン新聞の紙面を公開しています。※会員ログインして閲覧してください。

 ▶ プロパン新聞をオンラインで読む(会員限定)

今週のヘッドライン

●2050年CN化目標を上方修正
グリーンLPガス推進官民検討会(座長=橘川武郎国際大学学長)は21日、TKP新橋カンファレンスセンターで第9回会合を開いた。事務局(日本LPガス協会)が、「LPガスのCN対応に向けた今後のロードマップ」の内容更新を報告したほか、国内で複数進むグリーンLPガス開発プロジェクト進捗状況、官民検討会で設置したワーキングループ(WG)活動についても報告が行われた。このうちロードマップは、これまで2050年時点でカーボンニュートラル(CN)化するLPガス(50年時の想定需要の全量)を約800万tとしていたが、約930万tに上方修正した。

●アストモス配送コンテスト
アストモスエネルギー(東京都千代田区、山中光社長)は10日、「第17回全国配送コンテスト」を東京都新宿区の撮影スタジオ「iMAGE STUDIO Y1」で開催した。全国のアストモスグループ配送センターから17人の選手が参加し、コンテストの様子はYouTubeで全国各地の関係者にライブ配信した。コンテストの開催形式は、保安点検を含めた容器交換実技と筆記試験の2本立て。A、Bの2ブロックに分かれ実技・試験に臨んだ。

●近畿地方LPガス懇談会
エルピーガス振興センターは8日、令和7年度近畿地方LPガス懇談会をオンライン開催した。近畿7府県の消費者委員、LPガス事業者委員、自治体、経済産業省、経済産業局が参加した。保安と料金透明化・取引適正化の2つのテーマで意見を交換した。開会あいさつで金丸琢也・近畿経済産業局資源エネルギー環境部資源・燃料課長は、「この懇談会は、LPガスに関する問題を共有するため毎年開催されている。よりよいLPガス事業環境を目指す」と述べた。

●埼玉県特集
国際情勢は暗雲が立ち込め先が見通せない状況が続いている。こうした背景の中日本は円安とエネルギー・原材料価格の高騰により物価高にあえいでいる。LPガスも例外ではなく、多くの都道府県が料金への補助を続けている。本特集では、県内有力事業者を中心に行ったトップインタビューを主に掲載し、埼玉県のLPガス情勢の現状を明らかにしたい。

●グッドデザイン賞
日本デザイン振興会は15日、「2025年度グッドデザイン賞」を発表した。LPガス業界関連企業ではノーリツ、リンナイ、岩谷産業などの製品や取り組みが受賞した。機器の美しさや機能性だけでなく、環境性能への配慮や、調理体験の価値向上、さらには次世代エネルギーへの挑戦など、業界の多角的な進化を示す受賞が目立った。