月刊LPガス エッセイ★湯川裕光
立春が過ぎているのに最強寒波の警報が連発されて、日本列島が広く大雪に見舞われた週末(2月9日まで)だった。さいわい私の寓居がある静岡県の東部は例年、雪が降ることが少なく、今年も霊峰富士の冠雪を美しく眺められて有難くは思ったが、前住の近江の湖国の被害も気になったし、テレビ画面に映る各地の豪雪の様子には心が痛んだ。
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湯川裕光
作家。1950年、東京に生まれる。東京大学法学部卒業。『安土幻想』『小説古事記成立』など歴史小説を書き、『マンマ・ミーア!』『異国の丘』など、劇団四季のミュージカルの台本も手掛ける。『瑤泉院』は稲森いずみ、北大路欣也主演でテレビ東京の正月10時間ドラマの原作になった。現実政治に携わったこともある。

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