ラジオとは無線音声通信だ(2025.5月号)

エッセイ

月刊LPガス エッセイ★湯川裕光

 今年は昭和百年であるとともに、放送百年だそうだ。「昭和百年」は1926年12月25日から31日までを昭和元年とし、そのまま続いたとすると今年が百年にあたるという意味である。実際の元号が1989年1月8日以降は平成、2019年5月1日以降は令和になったことを、たいていの人は知っている。

記事の続きの閲覧は会員(定期購読者)のみに制限されています。全文を読むには ログイン してください。

湯川裕光
作家。1950年、東京に生まれる。東京大学法学部卒業。『安土幻想』『小説古事記成立』など歴史小説を書き、『マンマ・ミーア!』『異国の丘』など、劇団四季のミュージカルの台本も手掛ける。『瑤泉院』は稲森いずみ、北大路欣也主演でテレビ東京の正月10時間ドラマの原作になった。現実政治に携わったこともある。