浴槽入浴、筋トレ効果を増大の可能性 リンナイが中京大と共同研究 

企業動向

 リンナイは日常的な浴槽入浴が筋力トレーニングによる筋力向上効果を高める可能性が明らかになったと発表した。中京大学・渡邊航平教授の研究グループとの共同研究の内容を2月10日にリリースしたもので、研究成果は昨年10月、欧州の学術誌に掲載されている。

 研究では、健康な男性43人を対象に、シャワーのみの群、浴槽入浴群、入浴と軽運動を組み合わせた群などに分け、2週間で計6回の高強度筋力トレーニングを実施。浴槽入浴は40℃の湯に約10分浸かる条件とした。

 その結果、浴槽入浴群はシャワー群に比べ筋力の増加量が大きく、高強度トレーニング後の入浴が筋力向上を効果的に支える可能性が示された。また、入浴群では筋肉や中枢神経の疲労が抑えられる傾向も確認された。

 厚生労働省の運動ガイドでは全年代に筋力トレーニングが推奨されている一方、強い疲労が継続実施の障害になる点が指摘されている。同研究は、日常的な入浴習慣が疲労回復を通じてトレーニング効果の向上に寄与する可能性に着目したもの。

 同社は、自宅で実践しやすい入浴という生活習慣が、運動効果を高める「生活の工夫」として活用できる可能性があるとしている。