札幌市手稲区西宮の沢で2月9日に発生したコミュニティーガスの爆発火災事故で、供給元の北海道ガス(=北ガス)と子会社の北ガスジェネックスは17日に記者会見を開き、火元住宅のガス管に腐食による直径約2mmの穴が確認されたと発表した。
この箇所については、2022年9月の法定点検時に、委託先の点検員が「腐食の兆候があるため補修すべき」と指摘していた。しかし、北ガス側は当時ガス漏れがなかったことから「緊急性は低い」と独自に判断し、必要な処置を講じずに放置していた。
18日時点、事故による被害は周辺の住宅など計71棟に及んでいる。事故直前のデータでは、8日夕方から団地全体のガス流量が通常の2~3倍に達しており、漏出したガスが建物内に充満して爆発した可能性が高い。
北ガス側は今後、同様の配管を使用する約8500件の緊急点検を実施する方針。道警は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を続けている。


