創立50周年へ、厳しい事業環境に対応

年頭所感

日本溶接容器工業会 前口 庄一郎 会長

 令和8年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げる。
 令和8年の当工業会の活動は、これまでと同様、国民生活にとって重要LPガスの供給に不可欠な容器の安定的な生産・配送を確保することにある。このため当工業会として関係業界の方々にも協力をお願いしつつ、以下の課題に対応していく所存だ。
 第一に、容器の配送問題。物流に関しては政府が2024年問題としてさまざまな対策を講じているが、現状でも容器の形状・重量等の特殊性もあり、配送業者の確保が困難となっている事例がる。配送業者を確保するためにはトラックドライバーの負担軽減を図る必要がある。このため、24年7月に荷下ろしの協力
をお願いする文書を関係業界に向けて依頼文書を発出しているが、引き続き荷下ろしへの協力を要望していく所存だ。

 第三に、適切な使用済み容器の処理の推進。当工業会では適切な設備・方法により容器及びバルクを処理している事業者に対する認定制度があります。適切な容器処理を通じた保安の確保のため、昨年5月以降実施している経済産業省・都道府県等の行政機関、高圧ガス保安協会、全国LPガス協会及び都道府県LPガス協会等のLPガス関係団体等に対する広報活動を今年度も継続して実施していく。
 最近のLPガス溶接容器の生産動向は、引き続き厳しい状況にある。25年1月から11月の生産は125万本となり、前年同期比で7・8%減となっている。
 また、バルク貯槽の25年1月から11月の生産は、1万2312基で前年比5%以上の減少となっている。
 当工業会は、1976年10月に社団法人として設立され、本年10月が創立50年の節目を迎える。生産本数の減少など厳しい状況ではあるが、引き続き関係者の皆さまにご不便をかけないよう努めていく所存だ。
 最後に、関係する皆さまにこれまでと変わらぬ当工業会へのご支援とご指導をお願いするとともに、皆さまのご健勝とますますのご繁栄を祈念し新年のごあいさつとさせていただく。

以上