Vプラン26完遂、豊かな社会へ

年頭所感

ノーリツ 竹中昌之社長

 昨年のわが国経済は、雇用・所得環境の改善が緩やかな景気回復を支えることが期待されたものの、原材料・エネルギー価格の高止まりや物価上昇の継続により個人消費の大幅な購買意欲上昇には至らなかった。海外においても、中国の不動産市況停滞の長期化や原材料、エネルギーコストの高騰、米国政府による関税政策の影響、地政学リスクの高まりなど、依然として先行き不透明な状況が継続した。

 このような状況のもと、昨年は社長交代を経て、新しい経営体制がスタートした。新体制では「責任をもってやり遂げる」ことを使命とし、2030年ありたい姿の実現に向けた「事業ポートフォリオの変革」、「戦略投資の拡大と資本政策」、「サステナビリティ経営の推進」を重点戦略とする中期経営計画「Vプラン26」は着実に進捗している。
 本年は「Vプラン26」の最終年度となる年だ。給湯器をはじめとする住宅設備業界は、カーボンニュートラル、エネルギーの多様化、デジタル化、そしてライフスタイルの多様化という大きな潮流の中にある。こうした変化をチャンスと捉え、業界トップクラスの環境性と省エネ性を実現したハイブリッド給湯機の次世代モデル「HPHB R290」や〝火で日本の「おいしい」を。〟をコンセプトに調理性を向上させながらも省エネ性に配慮したガスビルトインコンロ「PROGRE」を中心とした製品・サービスで、サステナビリティ・ウェルビーイング・ケアといった価値を提供し、「豊かな暮らしと地球への貢献を両立できる社会」を実現していく。
 ノーリツグループは、「お風呂は人を幸せにする」という創業者の思いを軸に、パートナー企業を中心としたサプライチェーン全体で共に価値を共創し、成長していくことで、グループミッションである「新しい幸せを、わかすこと。」の実現を目指していく。