タカラスタンダード、「大阪アート&デザイン2025」に出展、現代作家の川田氏と共同で制作

企業動向

タカラスタンダード(大阪市、小森大社長)は、現代美術作家の川田知志氏と共同制作した新たなホーロー作品を周遊型エリアイベント「大阪アート&デザイン2025」で展示している。会期は6月24日まで(同社の展示期間は6月17日まで)、会場の一つである髙島屋大阪店6階の「POP UP STATION」に展示している。

タカラスタンダードは、アーティスト支援による社会貢献活動と「高品位ホーロー」の新たな価値創造を目的に2022年8月、「ホーロー×アートプロジェクト」を発足。川田氏との共同制作はその一環になる。

今回展示するホーローアート作品のテーマは、「ホーロー×アートによる〝異空間〟」。川田氏がフレスコ画で描いた作品を原画に、その一部を原寸大のホーローで再解釈した新作となる。ホーローパネルの釉薬(ゆうやく)等を焼成前に部分的に削り取ることで模様や凹凸を描く加飾技法「カキトリ」と、同社によるインクジェット技術による鮮やかな色彩を組み合わせた力強く美しい作品となっている。サイズは過去最大サイズの幅10m×高さ2・4m。