
三友(山口県防府市、藤元正邦会長)は4月19、20日の2日間、山口県防府市主催の緑花祭にブース出展し、カーボンオフセットLPガス(COLPG)を紹介するなど、同社の脱炭素への取り組みを広く周知した。
緑花祭は、防府駅周辺で開催される緑化意識の普及啓発イベント。苗床の配布やチェーンソーアート、花木などの販売、ワークショップなどが並ぶ。今年で44回目。8年前からは「カーボンニュートラルチャレンジフェスタ」を同時開催しており、市民の脱炭素への意識向上を推進する重要な取り組みの一環と位置づけられている。
同社も数年前からブース参加しており、今年は初の試みとしてCOLPGの展示を行った。供給元のアストモスエネルギーから借りた横断幕、のぼり、ポスターなどを掲示したほか、同社独自で「Carbon offset LPG」のロゴマークを印字した容器を用意して認知向上を図った。同社は容器検査場も運営しており、印字を自社で行える。そのほか災害対応バルク、炊き出しセット、GHP、可搬式非常用発電機、ガス衣類乾燥機なども展示。LPガスの災害時有用性なども周知して需要開発にもつなげた。GHPはモニターを用意してLPガス空調について周知。バルクは500㎏貯槽の実機を展示した。
子ども向けの輪投げチャレンジなどで一般消費者の来場を集めたほか、行政関係者も来場し、市のカーボンニュートラル推進担当者と意見交換した。LPガス卸・製造を担当する物資事業部営業1課の大園広宣部長は、「防府市もイベントを行うなど脱炭素に力を入れている。COLPGを知ってもらうなど、有意義な話ができた」と話している。同社では、既に市内の福祉施設などにCOLPGの供給実績があり、市の公共施設などにも普及拡大していけるよう提案を進めている。