岩谷産業(大阪・東京、間島寬社長)は9日、東京都港区のサントリーホール大ホールで「葉加瀬太郎Iwataniプライベートコンサート2025春」を開催した。同社の関係者や招待客が集まり、葉加瀬さんのバイオリン演奏とオーケストラ演奏に酔いしれた。
アンコールで岩谷産業のイメージ曲「まほろば~闘魂」を披露した。演奏前のステージトークで葉加瀬さんは昨年のクリスマスイブに牧野明次会長と面会して依頼されたと明かした。牧野会長は岩谷産業が水素などの先進的なエネルギーにも取り組んでいるが、「屋台骨は日本全国津々浦々に配達しているプロパンガス」と説明。「曲を聴いた社員が一丸となって24時間働けるような、プロパンガスの燃える炎のような情熱的で力強い曲を書いてほしい」とのリクエストがあったと語った。
代表曲「情熱大陸」の演奏では観客は暗めの照明の中入場時に渡された発光リストバンドを振って演奏を楽しんだ。葉加瀬さんは手拍子ではなくリストバンドを振って演奏を楽しんでほしい理由として、サントリーホールの大ホールでは手拍子が残響時間(音源の振動が止まってから壁や天井などに反射して響き続ける時間)の影響で演奏者に半拍ほど遅れて聞こえ「演奏が難しくなるから」と説明した。