コミュニティーガス協、25年度事業計画承認保安状況のチェックシート作成へ

業界動向

 日本コミュニティーガス協会(古野晃会長) は3 月14日、理事会を開き、2025年度事業計画を承認した。25年度は事業者の保安の見える化に役立ててもらう目的で「保安管理状況チェックシート(仮称)」の書式を作成・発行する。

 コミュニティーガス事業者を対象とした24年度の立入検査では「ガス検知器への反応が確認されていたが、漏えい検査などによる原因の特定と再発防止策が講じられていない」「液化ガス用貯槽から5m以上離れた位置に設置しなければならない遮断装置が適切に設置されていない」といった指摘のほか、定期自主検査や消費機器に関する周知が適切に行われていないといった指摘を受けた。3月18日に行われた記者団への説明で諸星直樹技術部長は「どれも初歩的なミスを咎めており、保安の見える化ができていれば防げた」と説明した。「保安管理状況チェックシート(仮称)」を使って事業者がガス事業法規定の立入検査を受ける前の自社チェックを行うことを励行する方針を示した。 

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