岩谷産業、低炭素型LPガス供給大阪ヘルスケアパビリオンに

企業動向

 岩谷産業(大阪・東京、間島寬社長)は3月14日、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会(吉村洋文会長)および公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン(横山英幸代表理事)と協賛契約を締結し、大阪・関西万博で大阪府と大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンに低炭素型LPガスの供給を開始したと発表した。

 大阪・関西万博では日本のカーボンニュートラルを世界にPRする場として、低・脱炭素に資する資材の活用が謳われている。エネルギーについては、グリーン電力のほか環境負荷が実質ゼロのL P ガス利用が前提となっている。岩谷産業は、「Iwatani J-クレジットプロジェクト」で創出したJ-クレジットを活用し、CO2をオフセットしたLPガスを供給することにした。

 同社グループは、50年度までのカーボンニュートラル達成を目指し、30年度までに国内でのCO2排出量を19年度比50%削減することをマイルストーンとしている。21年11月からは、Iwatani J-クレジットプロジェクトに取り組んでいる。また、生産から消費の過程でCO2の排出ゼロを達成するグリーンLPガス開発に向けても、取り組みを進めるとしている。