アクアクララ(東京都港区、藤井靖之社長)はデザインラボ「HONOKA(ほのか)」とともに4月8日~13日開催のミラノデザインウィークでアクアクララボトルのアップサイクルプロジェクト「TRACE OF WATE R ~ 水の痕跡」を発表・展示する。ミラノデザインウィークは世界最大規模のデザインの祭典。リサーチ&イノベーションをキュレーションの軸にしたデザイン展示のプログラムとして出展する。同社は昨年10月に同じコンセプトの展示会を都内で開催。ウォーターサーバー用リターナブルボトルの素材の潜在力に着目し可能性と用途を探求・可視化する取り組みが今回は国外で紹介される。
同社は使用期限が過ぎたリターナブルボトルを適切にリサイクルし再資源化することをブランドの基本方針とし、環境に配慮した循環型デザインを推進している。今回の展示では、不要な物を再利用して価値の高いものに変えるアップサイクルに挑戦。リターナブルボトルの美しい色彩や吸湿した樹脂の特性、ポリカーボネートならではの強度を存分に引き出した建材、スツール、照明、花器などを陳列する。
プロジェクト名の「水の痕跡」は長期間水と接してきたボトルのポリカーボネート樹脂に保持されている多くの水分が無数の気泡を生じさせることをウォーターボトルの歩みの記憶と見立てて命名した。