関西・中国ジクシス会、春季総会開催10周年のジクシスと共にまい進

企業動向

 関西・中国ジクシス会(鴻野友次郎会長=シェル石油大阪発売所社長)は3月12日、大阪市のインターコンチネンタルホテル大阪で春季総会を開いた。鴻野会長は開会のあいさつで、ジクシスが2025年に設立10周年を迎えることについて「盛大な式典でジクシスがスタートした日を昨日のように思い出せる。考えられないようなことも起こる中、皆さんと10周年を迎えられることを感謝したい」とし、「この先もさまざまな変化があるだろうが、基本に忠実に、安全操業・安定供給をしながら供給体制を整え、ジクシスと一緒にまい進していきたい」と述べた。

 総会後、ジクシスの河野剛史輸入・トレード部部長が登壇し、「海外LPG情勢」と題してLPGの世界需要、船舶市況、パナマ運河通教状況などの変動要因や見通しを詳しく解説した。懇親会では、牧野隆一郎常務執行役員があいさつに立ち、米トランプ政権が打ち出すエネルギー政策をはじめ、年始からのL P ガス業界に関わる国内外の動き、第7次エネルギー基本計画で初めてLPガスが重要なエネルギーであることが明記されたことにふれ、「これをテコにLPガスの価値を高めていくことが非常に重要。国内外で起こる変化にしっかり対応しながら臨む必要がある」と語った。