ジャパンガスエナジー(=JGE、東京都千代田区、大浜健社長)は独自のカーボンオフセットクレジットである「JGEクレジット」を創出している。低炭素化を促進するエコTENキャンペーンでは、機器販売部門で参加特約店が販売した各機器のCO2削減量をJGEがクレジット化し、公益社団法人国土緑化推進機構と公益財団法人国際緑化推進センターに募金。温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度「J―クレジット」を参考にLPガス事業に応用した。
2024年7~12月に行ったエコTENキャンペーン2024の機器販売部門では、燃転件数が6417件、CO2削減量が147万7682kg。JGEクレジット換算は、2 5 1 万2 0 2 8 円相当となった。同部門は一般クラスと、営業経験3 年未満のフレッシュマンクラスを設置した。3月14日には表彰式と事例発表が行われ、一般クラスで第1 位だったエネアーク関東千葉支店の木谷優介さんは、訪問前に顧客情報を頭に入れておき、訪問時には家族情報をヒアリングして提案内容をイメージするようにしたこと、顧客からの知り合いを紹介してもらえるように意識したことなどの工夫、顧客が分かりやすいように専門用語をなるべく使わず、燃転現場の写真をスマートフォンで見せて設置後をイメージしてもらうなど心がけたことを紹介した。
同じくフレッシュマンクラス第1位だった伊藤忠エネクスホームライフ中国支社岡山支店・岡山営業所の藤井徹太さんも年1回以上の訪問など相談してもらいやすいよう声掛けや、保守点検時には困りごとや気になることを聞くなど工夫し、機器提案時にはあまり「販売したい」という思いが出過ぎないように心がけたなど発表した。 同キャンペーンの事例コンテスト部門でも、家庭用、業務・工業用、エネファーム、GHP、LPガス非常用発電機の5カテゴリーで燃転による機器取替や既存機器の取り替え、新規設置などの事例を審査し最優秀賞、優秀賞を表彰。顧客ニーズを解決するための提案やアプローチ、設置までの経過で留意したことや燃転効果などを発表した。