ガス安全室、立入検査報告保安業務の実施状況など詳細確認

業界動向

 経済産業省ガス安全室は3月19日、液石小委(産業構造審議会保安・消費生活用製品安全分科会)の審議の中で2024年度立入検査実施状況と25年度立入検査の重点項目について報告した。

 本省の24年度立入検査は、24年4月1日~25年2月28日の間に6事業所に対して実施した。経産省産業保安監督部は、24年4月1日~25年1月31日までの間に75事業所に対して実施した。

 検査の結果、①保安業務に係る委託業務の内容に関する事項=保安業務を委託する上で締結する書面について、液石法第28条に基づき記載すべき項目(一般消費者等の氏名、住所など)の記載不備②保安業務の実施状況に関する事項=供給設備点検においてバルク貯槽の接地(アース)が適切に行われていないところ点検結果を良と判定▽保安業務用機器(ガス検知器)の校正の未実施③緊急時対応の体制に関する事項= 保安業務資格者の配置に関する不備(告示で定める最低確保人数より不足)⑦LPガス販売事業者等が備える帳簿への記載状況に関する事項=消費機器調査を行った結果の記載不備⑧貯蔵施設、供給設備等に係る基準適合義務等の遵守状況に関する事項=配管の腐しょく防止措置、バルク貯槽の接地等が適切に行われていない等の技術基準不適合――を指摘した。

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