アストモスエネルギー、南紀ガスにCN-LPGコインランドリーのCO2排出削減

企業動向

 アストモスエネルギー(東京都千代田区、山中光社長)と南紀ガス(和歌山県田辺市、鈴木大輔社長) は3 月19日、カーボンニュートラルLPガスの売買契約を締結し、カーボンニュートラルLPガス(CN-LPG)の受け入れ・供給を開始したと連名で発表した。

 今回供給されるCN-LPGは、3月18日にオープンした大型商業施設「南紀の台よってって広場」内のコインランドリー「Qlilia(クリリア)」に供給され、同施設のCO2排出量削減に貢献する。Qliliaは南紀ガスが新たに手掛けるコインランドリー店舗で、防災対策の一環としてLPガス非常用発電機を設置している。環境負荷低減に加え、災害時に炊き出し場の提供や充電スポットとして無料開放するなど、地域社会に貢献できる施設を目指す。

 アストモスエネルギーが海外から調達・輸入するCNLPGは、LPガスの生産から燃焼消費までの輸送を含めた全てのバリューチェーンで発生する温室効果ガスを、世界で行っている環境保全プロジェクトから得られたカーボンクレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、LPガス使用によるCO2排出を実質ゼロにすることができるLPガス。環境保全プロジェクトは、地球規模での温室効果ガス削減・排出抑制により地球環境の保全に寄与し人と自然の共存につながる、SDGs(持続可能な開発目標)にも関連している。