ENEOSグローブ、「らくらくエネキャリー」一般販売開始

企業動向

ENEOSグローブ(東京都千代田区、小西徹社長)は3 月24日、L P ガス容器運搬用電動台車「らくらくエネキャリー」の一般販売を開始したと発表した。これまで特約店向けに試行販売を行っていたが、系列を問わず広く販売していく。専用ECサイト「ENEOSグローブオンラインショップ」で1台33万円(税込み)で販売中。

 らくらくエネキャリーは、CuboRex(東京都葛飾区、嘉数正人社長)の運搬台車(一輪車)用電動化キット「E-cat kit」で培った技術に着目し、LPガス容器の配送をサポートする新たな電動台車として同社と共同開発した。

 急な坂道、あぜ道や砂利道のような悪路など配送難易度が高い環境でも50kg容器を運搬できるパワーを持ち、配送時の負担軽減を実現する。出力は最高速度を時速6kmに制限するだけでなく、ブレーキ機能を設けるなど、万が一にも備えた安心設計を心がけた。路上での使用を想定し、各種関連法規の適合も確認済み。

 ENEOSグローブでは、容器配送従事者の労働環境改善、配送条件の問題で小型容器を使用していた供給先の容器を大型化する配送効率化を提案していきたい考えだ