大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山、以上5府県LPガス協会の5青年部会(委員会)は4月14日、京都市のすぎうら京都駅前店で、初めてとなる近畿5府県青年部情報交換会を開いた。出席は各府県青年部会(委員会) の部会長(委員長)と事務局、専務理事など。
幹事は京都府協青年部会(森下卓男部会長)。森下部会長が全国LPガス協会の未来創造委員会に、近畿代表として出席していることから、懇親を兼ねて未来創造委員会の活動報告や各県の活動報告、また情報交換などが行われた。
未来創造委員会は、これまでの全国青年委員会の代わりに新たに設立された組織。昨年9月に1回目、2月に2回目の会合が対面とWebの併用で開催された。主なテーマは、カーボンニュートラルや少子高齢化による需要減少などにどう対応していくべきか、これらを背景にLPガス業界の将来像を描くこと。1回目はテーマに沿って委員から多様な意見を募った。分散型エネルギーとしての特長を生かすことや、脱炭素に向かうなかでカーボンオフセットLPガスの活用拡大、2030年ZEH義務化への対応などの意見が挙がった。2回目はエネルギー事業コンサルタントの角田憲司氏から「LPガス業界の進むべき方向」と題した講演が行われ、委員会テーマに沿った論点が提示された。またブロック代表委員から各ブロックで議論した内容が発表された。
なお、5青年部会(委員会)は毎年、役員合同会議を開き、研修や懇親会などを実施している。開催地を5府県持ち回りとしており、それぞれの青年部会(委員会)が大規模LPガス施設や災害対応施設、料理教室などの趣向を凝らして、研鑽しつつ懇親を図っている。今年度は滋賀県協青年委員会(青山新弥委員長)が担当するため、概要の説明も行われた。