矢崎エナジーシステム、新型LPWA無線機発売「SuMPO EPD」認証を取得

企業動向

 矢崎エナジーシステム(東京都港区、矢﨑航社長)は1日、NTTドコモ回線を利用した新型LPWA(低電力広域無線通信網)無線機を発売。3月26日に東京支店(同)で、磯部公克執行役員ガス機器事業部長、細谷俊哉企画部部長らが出席した記者懇談会で発表した。同社製LPガスメータ5機種と漏洩探知部1機種が環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」認証を取得したことも公表した。

 新製品の「LTE Cat・M1無線機(YSC―UTD、YSC―UD、YSC―NDおよびメータ一体型)」は、ドコモLTE回線を介し、東京ガスネットワークが運営する共同利用センター、テクノ矢崎が運営するガス集中監視センターへ接続し運用される。都市ガスメータとLPガスメータへ接続可能な同製品をラインアップに加えることでマルチキャリア化を進め、通信エリアカバー率の向上を図る。オプションケーブルを無線機に取り付けることで、無線機1台に3接点まで接続可能な新機能を追加。バルク貯槽の2点残量監視と警報器の出力監視が1台の無線機で対応できる。無線機1台でメータ2台の検針値を取得可能とするバージョンアップを予定している。ユーザーの要望を受け、新たに設置支援アプリもリリース。QRコードを読み込んでID登録可能な設置支援▽電波環境の悪い物件にも設置可能とするFAN構築機能▽操作方法を動画で確認できるマニュアル――を一つのアプリにまとめることで設置時の困り事に対応する。

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