桂精機製作所、LPガス式光合成促進装置をPR ハウス栽培のCO2不足を補う

企業動向

桂精機製作所(横浜市、丸茂等社長)は16日、農業や園芸分野で植物の光合成を効率的にサポートし、植物の収量や品質を向上させる光合成促進装置「みのるくん」の紹介を自社Webサイトで公開した。燃料はLPガスを使用するため、クリーンで低コストの炭酸ガス供給が可能。CO2排出量を抑え、持続可能な農業の実現を支援する。

みのるくん(KCH-20ZV)

冬場の閉めきった環境でのハウス栽培では、作物の光合成に必要なCO2が不足しがちになる。みのるくんはLPガスを燃焼させることで、不足したCO2を補い、作物の光合成を促進する。特にイチゴ、トマト、ナス、キュウリ、ピーマンなど花を付け実を結ぶサイクルを繰り返す作物で費用対効果が高くなる。

光合成促進装置は灯油式もあるが、LPガス式の利点として燃焼時に未燃ガスが発生しにくいので作物に臭いが付きにくく、クリーンに使用できる。さらに燃焼バーナーが汚れにくいので、メンテナンスもほとんど不要で長期間使用できる。300~600坪対応のKCH-20ZVと30~90坪対応のKCHN-35Vの2機種をラインアップする。