(前編から続く)
審査では設備などについて口頭で質問を受けるので、「施設・設備についてまんべんなく頭に入れるのも大変だった」。漏れがあることを心配して審査基準書は全項目を2回チェックした。県に届け出ている危害予防規程などは法改正の有無を確認し、変更のあったものについては内容をアップグレードした。
審査に間に合うよう、設置から年数が経過していたガスコンプレッサーと散水エンジンポンプを新品と交換、構外に掲示する看板も更新した。会社も、東京ガスセンターに続きコンテスト受審を機に古い設備を更新する意向で費用は惜しまなかった。審査当日はこれまで準備したことをきちんと説明・アピールすることに集中した。特に産業廃棄物置き場では「捨てるものの美観維持は無駄と考えがちだが、捨てる物もきちんと整理整頓することが保安維持につながる」と会社が求めている管理体制であることを審査員へアピールした。
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