徳島県エルピーガス協会(中川正道会長)は3月14日、ザ・グランドパレス徳島で女性従業員向け勉強会を開いた。対象はLPガス業務に従事する女性従業員で、事務職から営業職まで幅広く参加した。参加は21社30人。中川会長は今後のLPガス業界の存続について「業界で働く女性達の意見なども募りながら、何とか希望の持てる道を模索したい」として今回の企画を実現させた。
前半は座学で、岡田理恵県議会議員が「女性従業員としてわたしたちにできること」と題し、講演を行った。岡田議員は実家がLPガス・石油店で、議員になる前は事務職で家業を手伝っていた経験を持つ。「私がLPガス事業に携わっていた20年前は、オール電化全盛の時で、設備の引き取り依頼の連絡が頻繁にあった。今日の参加者は事務職の方も多いと思うが、消費者とのコミュニケーションの窓口でもある。皆さんなくして会社、業界は成り立たない。しっかり勉強して良い関係を作ってもらえたら」と呼びかけた。女性勉強会の今後の展開について、いくつか活動内容を提案した。LPガスの災害時の有用性の特長を生かすものとして防災士を紹介し「LPガスについても、災害避難時の容器バルブの閉栓などが防災士の知識として共有されている。頭の片隅に入れておき、いざという時に役に立ててほしい」とした。またガス機器については「ガスコンロの調理体験をするのはどうか。自身の体験で消費者に伝えるのが一番いい」とすすめた。
次にパロマ徳島営業所の丈達憲所長が「パロマガスコンロおすすめのポイント」と題し、同社ガスコンロの機能などを紹介した。Siセンサーなどの安心機能、ガラストップ・グリル排気口幅狭化・ラ・クック調理によるデザインや清掃性や調理性能などを項目に分けて説明した。
後半はケーキバイキング形式で交流会を行った。いくつかの円卓に分かれ、ケーキと飲み物はおかわり自由。和やかな雰囲気で意見の交換を行った。
勉強後のアンケートでは「業務の効率化につながる」「他社の現況がどうなのか知ることができた」「普段、接することがない同業者と話せて良かった」と参加の感想を寄せた。今後の勉強会の内容については、簡単調理の実演・実習、PCスキル、商品勉強会などを挙げた。