伊藤鉄工(愛知県碧南市、伊藤陽子社長)は14日、ON・OFFヒューズガス栓のリコール(自主回収)を発表した。ごくまれにガス漏れに至る場合があることが判明したもの。火災や人的被害には至っていないが、ガス栓の取り換えを呼びかけている。全国LPガス協会(山田耕司会長)も同日付で会員宛に文書を発出し周知を行った。
原因についてON・OFFヒューズガス栓の使用するゴムライナーを2社に手配する中で、そのうちの1社のゴムライナーに不具合が見つかったとしている。回収対象は、2023年9月29日~24年11月30日に製造・販売したON・OFFヒューズガス栓6万7554個。自主回収の方法は、同社販売先を通じて該当LPガス事業者に案内する。マイコンメーターで微小漏えい警告(BR表示、B表示)が出た際や、定期保安点検で消費者宅を訪問する際、当該製品がないか確認することも要請している。
同社Webサイトでは現在、製品の見分け方、品番、ロット番号の表示位置を案内している。サイトのURLは次のQRコードのとおり。
