伊藤忠エネクス、25年3月通期連結決算は過去最高の純利益

企業動向

売上収益9244億8100万円(前年度比4・0%減)、営業利益268億9600万円(同14・0%増)、純利益171億200万円(同23・2%増)。純利益は過去最高を更新した。ホームライフ事業、電力・ユーティリティー事業で採算が改善し産業ビジネス事業が好調。前期の固定資産売却益の反動を吸収したことが影響した。

セグメント別でホームライフ事業は、売上収益823億8600万円(同7・4%増)、営業利益25億2800万円(同70・5%増)、純利益29億3100万円(同97・4%増)。LPガス輸入価格が前期を上回ったことで販売価格が上昇し増収、前期の在庫単価変動へのマイナス影響への反動で増益となった。
LPガスの直売顧客軒数は約57万5000軒で前期末から約1000軒増。販売数量は41万6000tで前期並み。

カーライフ事業は売上収益6299億7600万円(同1・4%増)、営業利益114億6900万円(同8・3%減)、純利益60億6800万円(同4・5%減)。
産業ビジネス部門は売上収益1345億6700万円(同7・0%減)、営業利益68億9200万円(同36・6%増)、純利益51億5100万円(同31・1%増)。
電力・ユーティリティ事業は売上収益776億200万円(同35・6%減)、営業利益58億1300万円(同25・5%増)、純利益33億7600万円(同50・0%増)。
2026年3月通期予想は、営業利益245億円(前年度比8・9%減)、純利益160億円(同6・4%減)。