伊丹産業、72人迎え入社式広い視野で捉える力を養う

企業動向

 伊丹産業(兵庫県伊丹市、北嶋太郎社長)は3月28日、72人の新入社員を迎え、本社大会議室で同社グループ入社式を開いた。北嶋和子専務は、「皆さんの発案で生まれた事業が10年後、20年後に当社の主力事業となっている未来に期待する」と激励の言葉を贈った。

 入社式あいさつで北嶋専務は「今年の当社のスローガンは、『人と繋がり、地域に寄り添い、今を支える。』昨年は元日に能登半島地震、令和の米騒動と呼ばれる米不足があった。当社ガス事業部は今も能登半島地震被災地を支え続け、米穀事業部は産地との強い繋がりで供給量を確保し、お客さまへの継続供給に尽力している。改めてスローガンの重要性を認識させられる」としたうえで、日々意識してもらいたい基本的ことについて次のように述べた。

 「当社は創立以来、和を社是としてきた。当社の仕事は対面販売が基本。だからこそ和を大切にしていただきたい。次に知識の吸収。政治、経済、社会、文化あらゆる分野を広い視野で捉える力を養っていただきたい。既成概念にとらわれず、真摯に仕事に向き合い、最前線で働くからこそ見える世界を感じ、それらを発想、工夫につなげ会社発展の原動力にしていただきたい。当たり前の生活を支える会社に入社したことを誇りに思い、胸を張って伊丹産業グループ社員として活躍していただきたい」

 辞令交付、同社およびグループ会社役員紹介の後、新入社員を代して高安広平さんが、「先輩のご指導により、1日も早く仕事を覚え、顧客第一主義の基本に立って、お客さまの豊かな生活を支える社員になれるよう」と宣誓した。 新入社員は男性52人、女性20人。ガス部門に38人、本社部門に16人、石油部門に4人、米穀部門に1人、モバイル部門に5人、グループ会社に8人が配属された。