77期(2024年1~12月)決算は、売上高1152億3760万円(前年比8・2%増)、経常利益48億2113万円(同76・9%増)、利益29億5482万円。
ガス事業部の売上高は492億7400万円で、総売上高の42・7%。LPガス販売量は20万6950t、天然ガス販売量は771万4000㎥。第50回イタミジャンピングセールは、65億円の目標に対し66億2 9 0 0 万円の実績。重点商品の販売実績は、エコジョーズ1万891台、ガス衣類乾燥機2031台、ガス暖房機8931台。集中監視システムACU24は、直売消費先設置率100%を継続するとともに、配送業務効率化に向けACUセンターのサーバー入れ替えとソフトウェア増強を行い、毎日検針可能枠の拡大により細かなデータを活用した配送最適化へシステム連携化を進めた。事業所施設では5月に田辺支店を開所した。11月に小野支店をリニューアル、小野支店と西脇支店を統合するとともに西脇都市ガス事業所を併設、北播磨地区の営業・配送合理化に向け販売・物流の重要拠点となった。都市ガス部門は、高気温や世帯単位消費量減による家庭用ガス数量減が顕著だったが、大型需要開発、新規供給獲得、重油からの燃転、本管延伸工事など積極的営業転換を進めた。その結果、ボイラー燃転1件、新築ホテル2件への新規供給に成功した。オートガス部門は、近畿エリアのスタンド数が減少する中、同社スタンドへの誘客に努めた。また、西日本初となるタクシー会社へのカーボンニュートラルLPガス納入を開始した。新エネルギー部門は、電力調達価格が落ち着きを取り戻したこともあり、2月以降全エリアで「伊丹産業のでんき」の営業を再開、戸建て2287件、全体で7686件を新規獲得し、累計稼働数は5万3089件となった。また、ニーズが高まる蓄電事業に2027年に参入する。