中部近畿産業保安監督部近畿支部が集計した令和7年高圧ガス事故情報(最終更新8月1日)によると、同支部管内で発生した高圧ガス保安法に係る事故は31件で、このうちLPガス事故は2件。2件のLPガス事故の概要は次のとおり。
4月、奈良県内の工事現場で、水分乾燥用に用いるLPガス2㎏容器11本をリースで使用していた。リース元に返還する際、2本を喪失していることが判明した。従業員による誤廃棄か盗難か現時点では不明。
5月、大阪府内の路上で、軽トラックの荷台に横積みしたLPガス容器その他を運搬中、LPガス容器1本が開栓しガスが漏えいした。原因は、運搬時のボンベ容器の固定などが不十分だったことにより、振動や衝撃によりバルブが開きガスが噴出したものと推定。人損、物損はなし。