ノーリツとミライフ、給湯器リサイクル加速業務提携で関東14店から回収

企業動向

ノーリツ(神戸市、腹巻知社長)のグループ会社リハーツ(兵庫県加古郡)と、シナネンホールディングスの子会社・ミライフ(東京都品川区、塚越二喜男社長)は、2023年3月に業務提携を行い推進してきた給湯器リサイクルを本格稼働させる。関東圏に所在するミライフのリテール14店舗で、使用済み廃給湯器の回収を3 月12日から開始、給湯器のリサイクルを拡大していく。

 ノーリツグループの給湯器リサイクル事業は、リハーツが中心となり、販売事業者・福祉事業者と三位一体で推進している。提携する販売事業者が回収した廃給湯器をリハーツが買い取り、業務提携を行う福祉事業者が分解・分別する。これにより、給湯器の再資源化と障がい者の就労機会創出を両立している。ノーリツはは11年から取り組みを開始し、22年には廃給湯器の回収台数が累計50万台を達成。24年は6万6000万台をリサイクルした。また、福祉施設で2800人の雇用を創出した。

 ミライフは23年3月からミライフ湘南店で試験的に使用済み廃給湯器の回収を開始し、今回新たにリテール13店舗に取り組みを拡大し、計14店舗でリサイクルを開始した。給湯器リサイクルを実施するのは、神奈川県相模原店、湘南店、埼玉県越谷店、川口店、さいたま店、所沢店、狭山店、加須店、千葉県富里店、野田店、茨城県土浦店、三和店、群馬県群馬太田店、佐野店の14店舗。

 なお、シナネンホールディングスのグループ会社では、18年にミライフ西日本(大阪市)、22年にミライフ東日本(仙台市)とも業務提携を行っており、グループ全体では計38店舗が本事業を実施することになる。