チャレナジーが南相馬市と連携協定、風力発電機産業の発展を推進

企業動向

チャレナジー(東京都墨田区、清水敦史社長)は4月1日、南相馬市(門馬和夫市長)と風力発電機産業を推進することを目的とする連携協定を締結したと発表した。同社は、これまでも南相馬市でマイクロ風力発電機の量産化準備とマグナス式風力発電機の大型化開発を進めていた。今後さらなる風力発電産業推進を図るため、協定を締結したもの。

連携事項として今後、マイクロ風力発電機の適地調査で市が実証場所の選定の協力する。量産体制構築を見据え、チャレナジーと市内の製造業者・土木関連企業との連携を推進。さらに、市内で行われるイベントへの参加や学校への出前講座への対応などを通して、次世代産業に係る人材育成を促進も図る。

今回の協定締結について門馬市長は、「チャレナジーの事業が円滑に進むよう協力していく。人材育成にも協力いただけるとのことで、未来を担う子どもたちの知見を広めるきっかけとなることを期待している」とコメントを発表。清水社長は、「『南相馬で開発し、南相馬で作り、南相馬から世界に広げていく』 を合言葉に、南相馬での風力発電機開発を加速させていく」としている。

チャレナジーはアストモスエネルギー(東京都千代田区、山中光社長)と資本業務提携を行っており、マイクロ風力発電機にLPガスなどを組み合わせた防災商材の開発を共同で進めている。