ジクシス、シェル石油大阪発売所とカーボンオフセットLPGの供給受入契約、万博の飲食店へ供給

企業動向

 ジクシス(東京都港区、田中惠次社長)は2日、シェル石油大阪発売所(大阪市、鴻野友次郎社長)とカーボンオフセットLPガス(COLPG)の売買契約を締結し、供給および受け入れを開始したと発表した。シェル石油発売所は、ジクシスから調達したCOLPGを同社の販売先を通じて大阪・関西万博の飲食店への供給を開始。同社事業所での給湯やガス空調などで自家消費することで脱カーボンへの取り組みをさらに強化する。

供給開始を記念した式典

 4月28日にシェル石油大阪発売所堺石原LPG事業所で供給開始を記念した式典が行われた。ジクシスが提供するCOLPGは、LPガスの生産から消費(燃焼)までのバリューチェーン全体で発生する温室効果ガスを、国際的な第三者認定機関が認めたボランタリー・カーボンクレジットを用いてオフセットしている。温室効果ガスの削減に加え、クレジットの由来となるプロジェクトを通じて、生物多様性の保護や地域住民の農業・教育支援などにも貢献している。

 シェル石油大阪発売所は、LPガスを利用する全ての顧客の環境対策への取り組みやニーズに合わせて、引き続きジクシスと協力しCOLPGの販売についても検討を進めていく。